【ステップ②】相場の調べ方と査定依頼のコツ|高く売るための第一歩
こんにちは、株式会社つばきらんどの椿です。
今回は「はじめての不動産売却ガイド」シリーズの第2回目。
テーマは「不動産の相場の調べ方」と「査定依頼のコツ」です。
「自分の家って、いくらぐらいで売れるんだろう?」
売却を考えたとき、誰もがまず最初に気になるのが“価格”ですよね。
ですが、不動産の価格は一律ではなく、築年数・立地・間取り・市況など、さまざまな要素で変動します。
今回は、「できるだけ高く・納得のいく価格で売るための第一歩」として、相場の見方と査定の頼み方について分かりやすくお伝えします。
■ まずは「相場感」を自分でつかんでみよう
不動産会社に査定を依頼する前に、ざっくりでもいいので相場の目安をつかんでおくと安心です。
以下のような方法で、周辺の売却価格の傾向を調べてみましょう。
1. 不動産ポータルサイトを活用
SUUMOやアットホーム、ホームズなどのポータルサイトで、同じエリア・間取り・築年数の物件を検索してみましょう。
たとえば広島市佐伯区や廿日市市内で、近い条件の物件がいくらで売りに出ているのかをチェックすることで、おおよその「売出価格の相場」をつかむことができます。
ただし注意点として、売出価格は「希望価格」であって、「実際に売れた価格」ではありません。
後述する「成約価格」との違いを理解しておきましょう。
2. 成約事例データをチェック
「レインズマーケットインフォメーション」や「不動産情報ライブラリ」などの公的データベースでは、実際に取引された成約価格の情報が一部公開されています。
こちらはよりリアルな市場価格の参考になります。
ただし、住所の絞り込みが大まかで、ピンポイントでは分かりにくい面もあるため、参考程度にとどめましょう。
また、全部の取引が登録されていない点にも要注意です。
3. 自治体の地価公示・路線価もヒントに
国土交通省が公表している「地価公示」や、国税庁の「路線価」も、土地の価格を調べるヒントになります。
これらは公的な価格指標なので、精度は高いですが、建物の価値や個別事情は反映されていません。
「ざっくりとした土地の価値を把握したいとき」に役立ちます。
■ 査定には「2つの種類」がある
相場をなんとなくつかんだら、次は実際に不動産会社に「査定」を依頼してみましょう。
査定には、大きく分けて以下の2種類があります:
【机上査定】…まずは手軽に知りたい方向け
土地や建物の面積・築年数・立地などのデータだけをもとに、概算価格を提示する方法です。
- メリット:早い(最短当日)、訪問不要
- デメリット:現地の状態やリフォーム状況などは反映されないため、あくまで参考値
LINEで写真を送るだけで査定できるようなサービスも、これにあたります。
【訪問査定】…本格的に売却を考えている方向け
実際に担当者が現地を訪問し、建物の状態・周辺環境・日当たり・リフォーム履歴なども加味してより精度の高い査定価格を算出します。
- メリット:実際の売出価格に近い見積もりが得られる
- デメリット:スケジュール調整が必要、心理的なハードルがやや高い
■ 査定を依頼するときの3つのコツ
より良い条件で売却につなげるために、査定依頼のときに押さえておきたいポイントを3つご紹介します。
① 複数社に依頼して比較する
不動産会社によって査定価格が10%以上違うことも珍しくありません。
1社だけに頼らず、2〜3社に依頼して比較検討するのが基本です。
とはいえ、「日中に時間が取れない」「何社にも連絡するのが手間」という方もいらっしゃると思います。
そんなときは、複数の不動産会社にまとめて依頼ができる一括査定サイトを使ってみるのも一つの方法です。
ただし、一括査定サイトを使う場合は注意点もあります。
- 電話がたくさんかかってきて対応が大変だった
- 査定額は出たけど、担当者の顔が見えにくい
- 地元の事情に詳しい会社が含まれていないこともある
一括査定サイトの選び方と注意点についての記事があるので参考にしてみてください!
また、一括査定サイトの利用に関わらず、査定額が一番高い会社が“良い会社”とは限らない点に注意。
売主の気を引くために高めの金額を提示して、あとから値下げを誘導するケースもあります。
② 地元に強い会社に相談する
広島市佐伯区や廿日市市など、地域ごとに不動産の需要や流通価格は異なります。
そのエリアの取引事例に詳しい会社ほど、適正価格を提示してくれる可能性が高いです。
地元に強い不動産会社というと、規模の小さい会社も多く、「なんとなく問い合わせづらいな…」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、思い切って相談してみると、意外なほど親身に話を聞いてくれて、地域に根ざした知識と柔軟な対応でサポートしてくれる誠実な不動産会社が多くあります!
実際、私たちもそうありたいと日々心がけています...!
③ 査定価格の“根拠”を聞いてみる
納得できる売却を目指すには、「なぜこの価格になったのか?」を理解することがとても大切です。
- 周辺相場と比較してどうか
- 建物の状態がどう評価されたか
- 販売期間の見込みはどのくらいか
こうした質問にきちんと答えてくれる会社は、信頼できるパートナーになるはずです。
■ まとめ|納得のいく売却は「相場と査定の理解」から
不動産売却は、なんとなく始めるよりも、
「今いくらくらいで売れるのか?」「どんな会社に相談すればいいのか?」を知った上で動いた方が、価格面でも精神的にもずっと安心して進められます。
まずは相場感をざっくり掴み、手軽な机上査定から始めてみるのもおすすめです。
当社でも、LINEでの簡易査定や匿名相談といった、気軽にご利用いただけるサービスをご用意しています。
「いまの家、どれくらいの価値があるのかな?」と思ったら、まずは第一歩として、価格の把握から始めてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、【ステップ③】媒介契約の種類と選び方|一般・専任・専属専任の違いとは? を予定しています。
売却活動を始める前に大切な「不動産会社との契約」について、分かりやすく解説していきます。
株式会社つばきらんどについて
当社は広島市佐伯区・廿日市市を中心に、不動産売却を専門にサポートする会社です。
相続物件の売却や任意売却など、大手不動産会社が手をつけにくい案件にも柔軟に対応いたします。
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