遠方に住みながら広島の実家を売却した事例

こんにちは、つばきらんどの椿です!

大切な実家を手放す決断は、思い出があればあるほど、複雑な感情が渦巻くものですよね。

今回は、60代のご夫婦が長年空き家として維持していた実家(土地)の売却事例をご紹介します。

背景と経緯

奥様の生い立ちと家族の歴史

この物件は、奥様が幼い頃から過ごしてきた実家で、家族の温かい記憶が詰まった場所でした。お父様が亡くなられた後、相続されたものの、家に住む親戚もおらず、また新たに住む予定もなかったため、数年間はそのまま空き家として維持されていました。

売却を決断した理由

査定から売却、引き渡しまで

査定

売主様から依頼を受け、まず机上査定を行いました。

机上査定とは

実際に現地に行く前に、地域の情報や過去の取引データなどを使い、大まかな価格を出すことです。

売主様に机上査定の結果を伝えたところ、詳しい査定をご希望されたため、現地査定を実施しました。

基本的には机上査定現地査定の順番で査定を行います。

現地査定では、

  • 中古戸建として使えそうか
  • 周辺環境はどうか

などを見させていただきました。

現地調査の結果、

  • 築年数が古く、長年空き家であったため、中古戸建として利用するのは難しい
  • この立地でこの広さの土地は珍しく、需要は十分ある
  • テナント用としても居住用としても需要がある

ことが分かりました。

この結果を受け、同エリアの相場よりも高めの金額で、土地としての利用価値を前面に押し出し、売却活動を開始しました。

売却活動

売却活動では、

  • 周辺地域へのチラシ配布
  • スーモやアットホームなど大手不動産情報サイトでの広告掲載
  • 不動産会社向けサイトに物件情報を掲載

を行いました。

結果

これら多角的な広告戦略の結果、3カ月程度で不動産関係の会社の方から購入希望の連絡をいただき、交渉を重ねた末、相場より高めの条件で売却が成立しました。

また、今回の売却は解体を前提としていたため、残置物の撤去は行わず、そのままの状態で取引を進めました。

契約について

遠方にお住まいでしたので、書類のやり取りは郵送で行いました。

売却活動中の物件管理

空き家の場合、大型ゴミを不法投棄されることもあります。

そのため、弊社スタッフが週に一度、異変がないか定期的に現地に足を運びました。

実際、今回売却した物件も長年空き家にしている間に大型ゴミが不法投棄されていました。

また、ポストに郵便物がたまっていると空き家だということが一目でわかってしまうため、定期的にポストの清掃も行いました。

売主様とのやり取り

今回は他県に住みながら広島の不動産の売却だったため、他社の協力は受けず、弊社とお客様のみのやり取りで売却を進めました。

主な連絡手段は電話とメールでした。

売主様が最後に家を確認したいとのことで一度お会いすることができました。

遠方の不動産の売却

今回売却した物件の概要

建物面積:不明
敷地面積:100坪
築年数:50年
立地:駅まで徒歩10分圏内
地形:平坦地

まとめ

今回の物件売却は、築50年という歴史ある実家という特性を踏まえ、土地としての価値に焦点を当てた戦略が功を奏した事例と言えます。立地の良さと広い敷地面積が大きなアピールポイントとなり、相場より高めの売却価格を実現できたことは、適切な査定とマーケティング戦略の成果です。老後の生活資金としての有効活用という観点からも、今回の売却は理想的な結果を生み出しました。

今後も、不動産に関するさまざまなニーズに応え、売主様が安心して次のステージに進むお手伝いをしてまいります。実家という思い出深い場所を手放す決断は大変なものですが、その先に広がる新しい可能性に向けて、私たちは全力でサポートいたします。これからも、より良い不動産取引を実現するために、誠実な対応と確かな知識でお客様と向き合ってまいります。

ご質問・ご相談などありましたら
お気軽にお問い合わせください

売却した不動産:築50年 100坪 土地
売却理由:奥様が生まれ育った実家で、奥様のお父様がなくなったあと、思い出が詰まった実家であったため売却に踏み切れず数年空き家として維持していた。今回、売却資金を老後の費用として使えることも考え売却の決心がついた。
売主:60代 夫婦
買主:不動産関係の会社

査定:立地が良く、敷地も広いため需要があると考え、相場より高めで売却開始。築年数が経っていたので土地として売却することに。

結果:3カ月程度で購入を希望する方が見つかり売却。売却価格も相場より高めで売却することができた。

私たちがしたこと:空き家でしたので、週に1回、異変はないか確認。解体することを前提に売却を開始しましたので、残置物撤去は行っていません。

広告:周辺にチラシを配布。スーモ・アットホームを使った広告。不動産会社用のサイトに掲載。