空家を所有すると費用はかかる?詳しく解説!

1. 固定資産税

固定資産税は、土地や建物を所有している場合に課税される税金です。空き家でもそのまま所有している限り、固定資産税が発生します。この税金は、土地や建物の評価額を基に計算されるため、空き家であっても一定のコストがかかります。

特定空家に指定されると…

空き家が「特定空家」に指定されると、通常の固定資産税の軽減措置が適用されなくなります。特定空家とは、倒壊や火災の危険がある、衛生的に問題があるなど、放置が周囲に悪影響を与えるような状態の空き家です。この場合、固定資産税が最大で6倍に増額されることがあります。ですので、空き家を放置しておくことは非常に高いコストを伴うリスクがあるのです。

2. 都市計画税

都市計画税は、市町村が定めた都市計画区域内の土地や建物に課される税金です。これも空き家に対しても課税されます。この税金の額は、土地や建物の評価額に基づいて計算され、税率は市町村ごとに異なりますが、空き家でも支払う必要があります。

3. 管理費用

空き家には、管理をしないと劣化が進み、周囲に迷惑をかけてしまう恐れがあります。例えば、草木が伸び放題になったり、屋根が壊れたりすることがあります。これらを防ぐためには、定期的に点検や清掃を行う必要があります。そのため、管理費用が発生します。また、地域によっては、空き家の管理を義務付ける条例があるところもあります。

マンションでは住んでいなくても管理費が毎月引き落とされるため、戸建てよりも管理用が高くなります。倒壊や犯罪に巻き込まれる可能性は低いですが、空き家にしておくことでコストがかかります。

4. 維持管理のための修繕費

空き家を放置すると、建物の劣化が進むため、定期的なメンテナンスや修繕が必要になります。例えば、屋根や外壁の修理、害虫駆除などが必要になることがあります。このような修繕費用は時間とともに増加することがあるため、早期の対応が重要です。

マンションでは、管理費以外にも修繕積立金が毎月引き落とされます。戸建の場合は、自分で修繕のタイミングを決められるため費用も調整出来ますが、マンションは自分で決められないため、空き家にしておくことでコストがかかります。

5. 保険料

もし空き家に火災保険などをかけている場合、その保険料もコストとしてかかります。空き家でも保険をかけている場合、空き家特有のリスク(例えば、放火や盗難など)に対応する保険料が高くなることもあります。
かといって、無保険にすると何かあった際の保証はありません。

まとめ

空き家を所有し続けることは、上記のようなコストが定期的に発生します。特に「特定空家」に指定されると、税金が大きく増える可能性があるため、早めに対応策を取ることが非常に重要です。売却や賃貸、もしくは適切な管理方法を検討することが、将来的な負担を軽減するために有効な手段となります。

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